Natural Gas Liquid FractionationLPG・石油製品の製造
LPG・石油製品の製造
見附ガス化学工場
見附ガス化学工場は、石油資源開発(株)が新潟県見附市で発見した見附油田より産出される天然ガスに含まれる水分の除去およびLPG(液化石油ガス)を製造する目的で1962年に建設されました。
天然ガス処理能力30万㎥/日規模で操業を開始し、その後、新潟県内で天然ガス田(吉井ガス田:新潟県柏崎市、片貝ガス田:新潟県小千谷市)が開発されたことに伴い、処理能力を増強して、現在では120万㎥/日で操業しております。
1966年には、日本初の国産ペンタン製造メーカーとして、イソペンタン、ノルマルペンタンの製造を、1976年にはイソブタン、ノルマルブタンの製造を開始しました。1987年には脱イソペンタン精留塔を新設し、さらなる増産体制を整えるとともに、高純度イソペンタンの製造が可能となりました。さらに1995年には脱プロパン精留塔を更新し、高純度プロパンの製造も行っております。
LPG・石油製品製造工程図
冷凍装置によって-25℃~-30℃まで冷やされた天然ガスは液化されてLPG原料となり、6基の精留塔によって各製品に精製分離された後、製品ごとにタンクに貯蔵されます。各製品はプロセスガスクロマトグラフによってその品質および規格を厳重に管理しております。
LPG・石油製品タンク
精留塔
アンモニア冷凍装置
コントロールルームでは365日24時間体制でコンピューターによる製造設備の制御や監視を行なっております。
コントロールルーム
タンクに貯蔵された製品は、専用タンクローリーで国内のお客様の元へ運ばれます。また、千葉県袖ヶ浦市にある二次基地で製品の受入・出荷を行なうことで関東エリアのお客様へのスムーズな供給も実現しております。
LPG出荷の様子
袖ヶ浦二次基地
当社は操業の安全と製品の安定供給を第一に努めるとともに、各種製品のブレンドなど、お客様のご要望に合わせたきめ細やかな対応を行っています。